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不動産オーナーの実務

マンションオーナーが負担する法定点検

不動産オーナーの実務

特建(とっけん)

特定建築物等定期調査(建築基準法 第12条)

🔹 ポイント

  • 建物全体の劣化や危険な部分がないか確認する。
  • 外壁タイルの剥がれや手すりの強度などを調査

⚠️やらないとどうなる?

  • 壁のタイルが落下して人や車に被害が出る可能性、行政指導や罰則

建築設備(けんちくせつび)

建築設備定期検査(建築基準法 第12条)

🔹 ポイント

  • マンションの「設備」が正常に動作するかの確認
  • 非常照明や換気設備が機能しないと、災害時に危険

⚠️やらないとどうなる?

  • 火災時に煙が充満、緊急時に暗闇で避難できなくなる可能性

消防点検(しょうぼう)

消防設備点検(消防法 第17条)

🔹 ポイント

  • 火災時にちゃんと作動するか確認
  • 消火器や火災報知器が正しく使える状態か確認する。

⚠️やらないとどうなる?

  • 消火できず、被害拡大のリスク

エレベーター

昇降機定期検査(建築基準法 第12条)

🔹 ポイント

  • 事故を防ぐための重要な点検
  • エレベーターのメーカーや保守契約で費用が変わる

⚠️やらないとどうなる?

  • 事故や閉じ込めのリスク、重大な事故

防火設備

防火設備定期検査(建築基準法 第12条)

🔹 ポイント

  • 火災時に防火扉が閉まらないと大惨事
  • 防火扉などの設備が火事の際に正しく機能するか確認する。

⚠️やらないとどうなる?

  • 火が広がる可能性、大きな火災被害の可能

まとめ

点検主な対象頻度目的
特定建築物定期調査建物全体(外壁・避難路など)3年に1回劣化による事故防止
建築設備定期検査換気・排煙・非常照明など毎年1回設備の機能維持
消防設備点検火災報知器・消火器半年ごと
(報告は年1or3年に1回)
火災時の安全確保
昇降機定期検査エレベーター毎年1回事故防止
防火設備定期検査防火扉・防火シャッター毎年1回火災時の安全確保

法定点検は「見えないリスク」を防ぐために必須!
マンションの管理組合やオーナーがきちんと対応することで、住民の安全と快適な暮らしを守ることができます。

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