今住んでいる土地、これから住もうとしている土地がどのような土地か調べることによって、土地の性質や地盤の安定性を把握することが出来、特に災害対策を考える上で非常に重要です。
以下のような方法で情報を調べることができます。
地盤の情報を調べる
地理院地図
盛土地・埋立地なのか地滑りしやすい土地に近いのかがわかる図面をみてみましょう。
地理院地図 / GSI Maps | 国土地理院
地形図、写真、標高、地形分類、災害情報など、日本の国土の様子を発信するウェブ地図です。地形図や写真の3D表示も可能。
表示用凡例
自治体のハザードマップを確認
地震、洪水、土砂災害のリスクが示されたハザードマップは、住んでいる地域の防災拠点や避難経路も併せて確認するのに役立ちます。自治体のウェブサイトや役所で入手可能です。

ハザードマップポータルサイト
国土交通省が運営する、「ハザードマップポータルサイト」です。身の回りでどんな災害が起こりうるのか、調べることができます。
土地の現地調査
建物・地面の傾きや異常を確認する
チェックポイント(素人でもできること)
- 建物の中で床が不自然に傾いていないか
- ドアや窓が自然に閉まる・開かないなどの違和感
- 家具を置いたときに勝手に動く感覚がないか
- 敷地内や周辺の地面に亀裂・陥没・段差がないか
注意点
- 築年数が古い建物では、経年劣化による傾きの場合もある
- 一時的な沈下と継続的な地盤沈下は見分けが難しい
➡ 複数の異常が重なる場合は要注意です。
周囲の環境・地形リスクを確認する
チェックポイント
- 近隣に急傾斜地・崖・法面(のりめん)がないか
- 川・用水路・ため池・古い堤防が近くにないか
- 周囲より土地が低く、水が溜まりやすい形状でないか
- 擁壁がある場合、ひび割れ・膨らみ・排水穴の詰まりはないか
注意点
- 擁壁は「ある=安全」ではない
- 古い擁壁(昭和以前)は現行基準を満たしていないことがある
過去の履歴・周辺情報を調べる
チェックポイント
- 昔は田んぼ・沼・川・造成地ではなかったか
- 周辺で過去に地盤沈下や土砂災害の話がないか
- 近隣住民にそれとなく水害・地震時の様子を聞く
注意点
- 不動産広告や重要事項説明には書かれていない情報も多い
- 昔の土地利用はリスク判断の重要な手がかり
気になる点があれば専門家へ相談
相談すべき専門家
- 地盤調査会社
- 建築士
- 土木・地質の専門家
- 不動産に強い建築会社
相談の目安
- 傾き・陥没・ひび割れが明らかに目視できる
- 不安を感じる要素が1つではなく複数ある
➡ 「念のため」の調査が、将来の大きな損失を防ぎます。
災害リスクを理解し、備える
できる備え
- ハザードマップで洪水・土砂災害リスクを確認
- 火災保険・地震保険の補償内容を見直す
- 防災グッズや避難経路の確認
注意点
- 「今まで大丈夫だった」は根拠にならない
- 気候変動により、過去の常識が通用しないケースが増加
まとめ
- 素人でも目で見て・歩いて・感じることはできる
- 違和感を見逃さず、早めに専門家へつなぐことが重要
- 土地の安全確認は、安心して暮らすための第一歩
住宅購入・建築・相続対策のどの段階でも、現地調査は必ず行いましょう。



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