なぜネット銀行・ネット証券は相続時に危険なのか
相続では
「お金があるかどうか」より 「相続人が動かせるかどうか」が重要です。
ネット銀行・ネット証券は
- 本人のID・パスワード
- 本人の操作
が前提となる資産。
つまり
本人が亡くなった瞬間、事実上“止まる資産”になります。
理由①|家族が「存在」に気づけない
- 通帳がない
- 郵送物がほとんど届かない
- 店舗がない
そのため
👉 相続人が口座の存在を知らないまま相続が進む。
結果
- 相続財産から漏れる
- 遺産分割のやり直し
- 永久に放置されるケースも
理由②|死亡と同時に口座が凍結される
死亡が金融機関に伝わると
- 入出金できない
- 売却・解約できない
- 特にネット証券では
- 株価が下がっても売れない
- 相続人は「見ているだけ」
👉 相場変動リスクを相続人が背負うことになる。
理由③|ID・パスワードが分からない
ネット資産は
ログインできなければ存在しないのと同じ。
- スマホがロック解除できない
- 二段階認証で詰む
- メモが見つからない
👉 勝手に操作すると
不正アクセスとして犯罪になる可能性もある。
理由④|ネットなのに手続きは超アナログ
相続手続きは
- 戸籍一式
- 相続人全員の印鑑
- 遺産分割協議書
- 紙の申請書+郵送
しかも
- 銀行ごと
- 証券会社ごと
👉 手続きがバラバラで時間と手間がかかる。
理由⑤|口座が分散・少額化しやすい
ネット口座は増えがち。
- 複数のネット銀行
- 複数のネット証券
- ポイント投資・端数投資
👉
「数万円のために何時間も手続き」
という割に合わない相続が発生する。
理由⑥|相続人が高齢だと対応できない
- ネット操作が苦手
- 書類をダウンロードできない
- メールのやり取りができない
👉 「分からないから放置」が現実に起きる。
まとめ|一番危険なのは「便利すぎる資産」
ネット銀行・ネット証券は
- 生前:便利で効率的
- 相続:不便でトラブルの元
結論
本人しか動かせない資産は、
相続で一番危険。
最低限やっておきたい対策
- 口座の「一覧」だけ紙に残す(残高不要)
- ネット資産があることを家族に一言伝える
- 使っていない口座は整理・集約



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