【10種類の所得が必要になるとき】
1. 確定申告をするとき
→ 毎年2〜3月に行う「所得税の申告」で、自分の1年間の所得をどの種類に分けて、いくらあったかを計算する必要がある。
→ 例)副業の収入がある人、家賃収入がある人、退職金をもらった人など
2. 年末調整で申告が必要なとき
→ 給与以外に他の所得がある場合(例えば配当や不動産収入など)、会社の年末調整だけでは済まないので、自分で分類して申告しないといけない。
3. 税務署に聞かれたとき(調査や相談)
→ 例えば「この収入は雑所得?事業所得?」と聞かれたとき、どの所得に該当するかで税金の扱いが変わるので、大事になる。
4. 相続・贈与・離婚時などに財産を売ったとき
→ 土地や株を売った場合は「譲渡所得」になるので、一時的な大きなお金が入るときに、分類が必要。
5. 節税・控除を考えるとき
→ 所得の種類によっては、経費を引けたり、税率が安くなったり、控除が多く使えたりする。
→ 例)事業所得なら経費がたくさん引ける、退職所得は税金が軽くなる、など。
6. 副業・投資を始めたとき
→ 「副業=雑所得?事業所得?」など、自分の稼ぎがどの所得になるかを把握する必要がある。
10種類の所得
1. 利子所得
→ 銀行にお金を預けて増えた利息のこと。
(例)定期預金の利息
2. 配当所得
→ 株を持ってると会社からもらえるお金。
(例)株の配当金
3. 不動産所得
→ 土地や建物を人に貸してもらうお金。
(例)アパートの家賃収入
4. 事業所得
→ 商売して自分で稼いだお金。
(例)お店の売上から経費を引いた利益
5. 給与所得
→ 会社で働いてもらう給料。
(例)サラリーマンの給料
6. 退職所得
→ 仕事をやめた時にもらうお金。
(例)退職金
7. 山林所得
→ 山を切って木を売って得たお金。
(例)20年以上持ってた山の木を売る
8. 譲渡所得
→ モノを売って得たお金。
(例)土地・株・絵画などを売って利益が出た
9. 一時所得
→ たまたま1回だけもらったラッキーなお金。
(例)懸賞や保険の一時金
10. 雑所得
→ 他の9つに当てはまらない所得。
(例)年金、副業収入、YouTube広告料など
【一言で覚える方法】
「利配不事給退、山譲一雑」(リハイ フジキュウタイ、サンジョウ イチザツ)
→ 頭文字だけで10種類全部入ってるよ!
利子と配当もらい、富士急を退職、山を譲渡し、一時の雑収入で暮らしている

【課税の種類】(税金のかかり方)
1. 総合課税(そうごうかぜい)
→ 全部まとめて合計して 税率を決める方式。
→ 所得が高くなるほど税率も高くなる(累進課税)。
【対象】給与、事業、不動産、年金など
2. 分離課税(ぶんりかぜい)
→ 他の所得と分けて個別に税金をかける方式。
→ 高所得でも税率が一定の場合がある。
分離課税には2種類ある:
A. 源泉分離課税
→ 受け取る時に自動で税金が引かれる。もう確定申告いらない。
(例)定期預金の利息(20.315%自動で引かれる)
B. 申告分離課税
→ 確定申告で他の所得と分けて申告する。
(例)株の売買益、不動産の譲渡所得など
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