固定資産税評価額が上昇・下降する要因と注意点

評価額が上昇する主な要因

1. 土地の価格上昇（地価上昇）
   • 周辺の再開発や商業施設の増加で地価が上がる
   • 交通の利便性が向上（新駅の開業など）
2. 建物の増改築
   • 建物を新築・増築すると評価額が上がる
   • 大規模なリフォーム（床面積の拡大など）も影響
3. 評価替え（3年ごとに実施）
   • 原則3年ごとに固定資産税評価額が見直される
   • 最近の地価上昇が反映される可能性あり

評価額が下降する主な要因

1. 土地の価格下落（地価下落）
   • 周辺の商業施設の撤退や人口減少
   • 災害リスクが高まる（ハザードマップの影響など）
2. 建物の老朽化
   • 経年劣化で建物の価値が下がる（木造住宅なら約20年でほぼ評価額ゼロ）
3. 評価替えでの見直し
   • 市区町村の評価基準変更による減額

注意点

1. 不動産価値が上がる＝固定資産税も上がる
   → 再開発などで地価が上がると、固定資産税の負担が増える
2. リフォームや増築は慎重に
   → 工事によっては評価額が上がり、税額が増えることがある
3. 評価額の誤りがないかチェック
   → 不動産鑑定士に相談したり、市区町村の評価証明書を確認する
4. 減額措置を活用する
   → 住宅用地の特例（固定資産税が1/6や1/3に軽減）を確認

固定資産税は3年ごとに見直されるので、定期的に評価額をチェックし、税金対策を考えておくといいですよ。