✅ 確認すべき重要情報とその確認先URL
① ハザードマップ(災害リスク)
確認するリスク例:洪水・土砂災害・津波・液状化など
確認先:
👉 国土交通省 ハザードマップポータルサイト
(住所を入力すれば対象リスクを地図で確認できます)
判断基準:
- 赤色や黄色に塗られている場合 → 洪水や土砂災害のリスクあり。
- 避難困難地域の場合 → 高齢者や家族構成を考慮して再検討が必要。
買う?やめる?:
- 水害リスクが高く、地盤改良や保険料も高くなる場合 → やめる選択が無難
- どうしても買いたい場合は → 高床・耐水住宅の設計+火災保険(地震・水害特約)で備える
② 地盤の強さ(地盤サポートマップ)
確認する理由:液状化や建物の傾きなどのリスク
確認先:
👉 地盤サポートマップ(ジャパンホームシールド)
判断基準:
- 「弱い」「液状化の可能性あり」→ 建築時の地盤改良工事が必要で、数百万円追加になる可能性あり
買う?やめる?:
- 地盤改良費用を予算内に収められるかどうかで判断
- 「将来の地震時に損壊しやすい土地」は回避がおすすめ
③ 土地の用途地域・建築制限
確認する理由:将来の建築制限や周辺環境の変化に関わる
確認先:
👉 [都市計画情報閲覧サービス(自治体ごとに異なる)]
例:東京都なら → 東京都都市整備局
判断基準:
- 工業地域や準工業地域:騒音や臭気リスクあり
- 第一種低層住居専用地域:静かな住宅街、環境良好
買う?やめる?:
- 静かな生活を望む場合は、用途地域で低層住居専用地域を優先
- 周囲にパチンコ店、工場、幹線道路が予定されていないかも重要
④ 過去の災害履歴や事故物件かどうか
確認先:
👉 土地総合情報システム
👉 大島てる(事故物件情報)
判断基準:
- 過去に浸水や火災などの被害履歴がある → 建物保険料が高くなる可能性
- 事故物件かどうか → 気にする人は買わない方が安心
買う?やめる?:
- 災害履歴が重なっている場合 → 回避推奨
- 相場より安くても事故物件はリセール価値に注意
⑤ インフラ・ライフラインの整備状況
確認する理由:上下水道・電気・ガスが未整備だと追加費用が発生
確認先:
- 現地+不動産会社への確認、または自治体のインフラ課
判断基準:
- 水道や下水が通っていない土地 → 整備に100万円以上かかることも
買う?やめる?:
- 田舎などで未整備の場合 → 将来の維持費も含めて検討
- 通っている土地の方が安心
⑥ 周辺の将来的な開発計画や嫌悪施設の予定
確認先:
👉 自治体の都市計画図、地域の住民説明会資料(市役所の窓口やHP)
判断基準:
- 周辺に高速道路や鉄道高架ができる → 騒音リスク
- 大型商業施設や工場 → 生活便利だが混雑や騒音の懸念
買う?やめる?:
- 静かな環境が好みなら → 大規模開発の予定がない地域を選ぶ
✅ 総合的な「買う or やめる」の判断ポイント
リスク項目 | 状況 | 判断の目安 |
---|---|---|
ハザードマップ | 洪水・土砂災害エリア | 原則やめる、どうしてもなら備え必須 |
地盤 | 液状化・軟弱地盤 | 地盤改良費と相談。傾きリスク大ならやめる |
用途地域 | 工業系地域 | 騒音・臭気の懸念あり、生活目的なら避ける |
インフラ | 上下水道なし | 追加工事費次第。予算内かどうかで判断 |
将来開発 | 高速・工場予定あり | 環境悪化の恐れ。将来売却も難しくなる |
価格 | 相場より極端に安い | 必ず「なぜ安いか」を確認。不動産屋任せにしないこと |
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