🔍 1. 本人が“元気アピール”してしまう場合の注意点
ありがちなケース
- 本人が「まだできる」「迷惑かけたくない」「介護保険を使うほどではない」と見栄を張る。
- → 結果的に介護度が低く出てしまう。
対策
- 家族が同席し、実際の日常の様子を具体的に伝える。
- 例:「階段で何度か転びそうになった」「夜中にトイレに行くときふらつく」「服を着替えるのに10分以上かかる」など。
- 「たまにできる」ではなく、普段どうか(平均的な状態)を伝える。
- 調査員の質問はYes/No形式でも、補足説明を加えると正確に伝わる。
🏥 2. 主治医意見書の影響と医師による差
- 医師の書く「主治医意見書」は介護度判定に大きく影響します。
- 医師によって「医学的な症状中心」か「生活面も考慮する」かが異なります。
もし相性が悪い/理解されていないと感じたら
- 「介護保険の意見書を書いてもらうことに慣れている先生」へ変更するのも一案。
- 特に地域包括支援センターに相談すれば、経験豊富な医師を紹介してくれることもあります。
🧭 3. 病院を変えるときのポイント
- 初回は「相談のつもり」で受診してよい。1回で合う・合わないはわかりやすい。
- 「先生の話を聞いて安心できるか」「生活面まで関心を持ってくれるか」で判断。
- 病院のネット評価は偏ることが多く、通ってみないと実際の雰囲気はわからない。
- 同年代の患者が多い、スタッフが親切、通いやすい距離なども大切。
💬 4. 家族ができるフォロー
- 認定調査前に「普段の困りごとメモ」を家族で整理しておく。
- 病院にも「介護保険の申請を考えている」と伝えておくと、医師が意識して診てくれる。
- 認定結果が実態に合わないと感じたら、「区市町村へ不服申立て」も可能(60日以内)。


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