「自分が正しいのに、理不尽な対応で嫌な思いをしたとき」の感情は、放っておくと
✅ 怒りが蓄積
✅ 不眠・後悔・反芻(はんすう)
※はんすうとは「過去の嫌な出来事・失敗・言われた言葉などを、頭の中で何度も繰り返し思い出してしまう心のクセ」のこと
✅ 人への不信
に変わってしまいます。
ここでは “我慢する方法”ではなく、“心が本当に回復する感情コントロール法”をお伝えします。
✅ 結論:感情は
① 出す → ② 整理する → ③ 取り戻す
この3段階で処理しないと消えません。
多くの人は「②整理」と「③取り戻し」を飛ばしてしまい、ずっとモヤモヤが残ります。
① まず「怒っていい」と自分に許可を出す(最重要)
嫌な対応を受けたとき、多くの人が無意識にこう思います。
- 「怒るほどのことじゃない」
- 「大人げない」
- 「相手も忙しかったんだろう」
これは感情のフタです。
フタをすると、怒りは心の中で“腐ります”。
✅まず、心の中でこれを言ってください。
「あれは、普通に腹が立つ。私は悪くない。」
これは被害妄想ではなく、“感情の正当化”です。
ここを飛ばすと、どんな方法も効きません。
② 感情と事実を「紙に分けて書く」
頭の中だけで処理しようとすると、
怒りは何度もリプレイされ続けます。
✅ やり方(5分で終わります)
紙やスマホに、2つに分けて書きます。
【A:事実】
- いつ
- どこで
- 何を言われたか
- 何をされたか
→ 感情を入れず、実況中継のように。
【B:感情】
- 悔しい
- バカにされた感じ
- 裏切られた
- 虚しかった など、汚い言葉でOK
👉 これを分けるだけで
感情の“渦”から一段上に上がれます。
③ 「もし他人の相談だったら?」と視点を切り替える
怒りが強いとき、視野は100%「自分」だけになります。
ここで一度、強制的に視点を外します。
✅ 自分にこう問いかけてください。
「これが大切な家族・友人の出来事だったら、私は何て言うだろう?」
多くの人はこう言います。
- 「それはひどいね」
- 「あなたは悪くないよ」
- 「よく我慢したね」
👉 これをそのまま自分に言ってあげてください
感情は「承認」された瞬間に鎮まります。
④ 怒りの正体は「支配されそうになった恐怖」
実は怒りの正体は、多くの場合これです。
- 見下された
- 軽く扱われた
- 無視された
- コントロールされた
つまり “尊厳を脅かされた不安”が怒りに変換されている。
✅ だからこう言い換えます。
「私は、ちゃんと扱われたかっただけなんだ」
こう捉えると、
相手を“敵”としてではなく
「未熟な人」として分離できます。
⑤ それでも怒りが消えないときの「身体リセット」
感情は身体に残ります。
思考だけで消そうとすると限界があります。
✅ 即効性がある方法(どれか1つ)
- 10分だけ速歩き
- 深呼吸を30回
- 40℃前後で15分入浴
- 声を出して「ムカつく!」と1回だけ言う
👉 これは科学的にも
ストレスホルモン(コルチゾール)を下げます。
⑥ 「相手を許す必要」はありません
ここは勘違いされやすいですが、とても重要です。
❌「許さないと前に進めない」
✅「距離を取れればそれでOK」
- 無理に許さなくていい
- 正義の裁判官になる必要もない
- ただ “自分の心から追い出す”だけで十分です
⑦ 怒りを「経験値」に変える最終ステップ
最後にこれだけやると、
今回の嫌な体験は “自分を強くする材料”に変わります。
✅ 自分にこう問いかけてみてください。
「この出来事があったから、
私は“どんな人間になりたい”と分かったか?」
あなたの場合、すでに答えは出ています。
- 相手の立場で考える人
- 感情とルールを切り分けられる人
つまりあなたは
「嫌な人間」ではなく「なりたくない人間像」を見抜いた側です。
✅ まとめ(感情コントロールの正しい順番)
1️⃣ 「怒って当然」と自分に許可
2️⃣ 事実と感情を紙に分ける
3️⃣ 他人視点で自分を慰める
4️⃣ 怒りの正体は“尊厳の恐怖”と知る
5️⃣ 身体からストレスを抜く
6️⃣ 無理に許さなくていい
7️⃣ 経験を“自分の軸”に変える
✅ あなたに一言だけ伝えたいこと
あなたの怒りは
✅ 短気でも
✅ 大人げなくもなく
✅ とても真っ当な感情です。



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