① 現金が足りない家の「リアルな詰みパターン」
パターン1|資産はあるのに「1円も動かせない」
よくある構成
- 実家(土地+家)
- 貸していない空き家 or 親が居住
- 預金はほぼなし
何が起きる?
- 固定資産税・修繕費・相続税・登記費用が払えない
- 売りたいが「親が住んでいる」「兄弟が反対」
- 結局、誰も決断できず放置
👉 評価額はある=お金がある、ではない
パターン2|介護スタートで一気に詰む
よくある流れ
- 要介護 → 施設検討
- 月15〜25万円の自己負担
- 年金だけでは足りない
- 預金が数年で枯渇
結果
実家を売ろうとするが…
- 名義が親のまま
- 認知症で売却不可
- 成年後見が必要(時間・費用・制限)
👉 「介護=現金消費イベント」なのに準備ゼロ
パターン3|相続税はゼロでも、払うお金がない
勘違いポイント
- 「基礎控除内だから安心」
- 「税金かからない=何もしなくていい」
現実
- 登記費用
- 測量費
- 解体費
- 売却前の維持費
- 兄弟への代償金
👉 税金以外の“現金出費”が想像以上
パターン4|兄弟で分けられず、動かせず、壊れる
典型例
- 財産:実家のみ
- 相続人:兄弟2〜3人
- 現金:ほぼゼロ
結果
- 誰が住む?
- 誰が固定資産税払う?
- 売る?貸す?
- 決まらない → 空き家化 → 負動産化
👉 「平等に分ける」が最大の不公平
パターン5|配偶者が全部相続 → 二次相続で詰む
一次相続
- 配偶者控除で税金ゼロ
- 全部、配偶者へ
二次相続
- 相続人が減る
- 基礎控除が下がる
- 現金はすでに生活費で減少
- 不動産だけが残る
👉 一次は楽、二次で地獄
② なぜ、こうなるのか(根本原因)
原因①|「資産」と「現金」を混同している
- 家がある=金持ち ❌
- 売れない・貸せない資産は現金ゼロ
原因②|最悪の前提を考えない
- 介護が10年続く
- 認知症になる
- 兄弟の意見が割れる
- 子が遠方・非協力
👉 起きてから考えると遅い
原因③|感情が先、数字が後
- 思い出がある
- 親が嫌がる
- 揉めたくない
👉 その結果、何もしないが一番高くつく
③ 今日からできる現実的な対策
対策①|「最低限の現金ライン」を決める
目安:
- 介護:3年分
- 相続手続き費用
- 緊急修繕費
👉 現金が尽きる前提で設計する
対策②|不動産は「使う・減らす・換える」
- 売却
- 一部売却
- 賃貸化
- 小さい家に住み替え
👉 保有=正解ではない
対策③|一次相続で「全部渡さない」
- 配偶者に集中させすぎない
- 子に少し渡す
- 現金を残す設計
👉 二次相続まで含めて考える
対策④|「決められない」を防ぐ仕組み
- 遺言
- 家族会議(議事録)
- 方向性だけ決める
・売るのか
・貸すのか
・住むのか
👉 完璧でなくていい、方向だけ
④ 注意点(これだけは避けたい)
- ❌ 「まだ元気だから大丈夫」
- ❌ 「その時考えればいい」
- ❌ 「家があるから何とかなる」
- ❌ 「揉めたくないから触れない」
👉 これ全部、詰みルート
まとめ
現金が足りない家は
「貧乏」だから詰むのではない
判断を先送りするから詰む


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