重いけれど、相続では避けて通れない核心です。
感情の地雷は、財産の中ではなく、人生の中に埋まっています。
しかも本人すら自覚していないことが多い。
①「自分だけ損をしてきた」という場所
もっとも危険な地雷です。
- 介護を一手に引き受けた
- 実家に縛られた
- 親の面倒で人生を曲げた
表では言わないが、心の中ではこう思っている。
「最後くらい、報われたい」
ここを
- 平等
- ルール
- 法定相続分
で踏み抜くと、一気に爆発します。
② 親の評価・えこひいきの記憶
財産=親の最後のメッセージと受け取られる場所。
「あの子の方が可愛がられていた」
「自分は認められなかった」
「最後まで期待されなかった」
この地雷は
金額が小さくても爆発力が大きい。
③ 昔の一言・一場面
驚くほど古い。
- 30年前の一言
- たった一度の出来事
- その場では流した言葉
相続は
感情のタイムカプセルを掘り起こす行為。
本人の中では
「まだ終わっていない話」。
④ 「言わなかったこと」「我慢したこと」
これは見えない地雷。
- 文句を言わなかった
- 空気を読んだ
- 黙って引き下がった
その分、心の中で利息付きで膨らんでいる。
なぜ踏んだら「もう終わり」なのか
感情の地雷を踏むと、こうなります。
- 話は解決から遠ざかる
- 本題が消える
- 相手は「敵」になる
その瞬間から相続は
財産分け → 人生の清算合戦 に変わる。
ここでは
- 説明
- 正論
- 論理
は、すべて逆効果。
踏んでしまったらどうなるか(典型パターン)
- 話が何度も蒸し返される
- 条件がころころ変わる
- 「もういい」「話したくない」
これは
理性が退場し、感情だけが残っている状態。
最後の手段は何か
ここが一番大事です。
最後の手段①
「話し合いをやめる」
これは逃げではありません。
感情が沸騰した状態
当事者同士
この組み合わせでは
何を言っても悪化する。
最後の手段②
第三者に“切り分けさせる”
- 家庭裁判所
- 調停
- 弁護士
ここで初めて
人ではなく、仕組みに任せる。
目的は
- 仲直りではない
- 納得でもない
👉 「これ以上壊さない」ため
最後の手段③
関係を諦める覚悟
非常に現実的ですが、重要です。
- 全員が分かり合える相続は存在しない
- 関係維持より、人生防衛が優先の場面もある
これは冷たい選択ではなく、
自分の人生を守る選択。
一言でまとめると
感情の地雷は「財産」ではなく「人生」に埋まっている
- 踏んだら論理は効かない
- 最後は「人」ではなく「仕組み」に委ねる
相続とは
話し合いで解決できるうちにやるもので、
できなくなったら
戦わずに終わらせるもの。



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