「騙されやすいシチュエーション」の具体例と、それぞれのおかしい点(警戒すべきポイント)と対策を挙げます。
🔴著名人の偽アカウントからのダイレクトメッセージ(SNS詐欺)
例文:
「こんにちは!〇〇(著名人名)です。特別なプレゼント企画をしています。当選されたのでこちらのリンクから手続きをお願いします!」😆👇ここから登録してね〜!」
http://giveaway-secret-site.com
おかしい点:
- 公式マークがないアカウント
- 不自然な日本語や不明なリンク
- 本人が個人でDMを送ることはまずない
- やたら親しげ&絵文字多用:実在の著名人は丁寧で一貫した文章を使う。砕けた言い回しや記号・絵文字の多用は偽物。
対策:
- 公式マークがあるか確認(ただし偽マークもあるので注意)
- URLをクリックしない
- SNS上で懸賞やプレゼントがあったか検索して確認
- ブロック&通報
🔴「警察官」と名乗る者からの電話・訪問
例文:
「〇〇警察の△△です。あなたの口座が詐欺に使われている恐れがあるため確認のために伺います。キャッシュカードを預からせてください。」
おかしい点:
- 警察がキャッシュカードを預かることは絶対にない
- 電話や訪問で個人情報を求めるのはおかしい
- 正式な名乗り方ではない:本物の警察官なら「警視庁〇〇署〇〇課の△△です」と明確に組織名を言う。
対策:
- 本物か確認のため、自分で警察署にかけ直す
- 名前と所属を聞いて控える
- 不審に思ったらすぐ家族や警察相談ダイヤル「#9110」に相談
🔴お困りごと相談」や「地域の見守り」などと名乗る訪問者
例文:
「最近お一人で困っていませんか?無料で生活のご相談に乗っています。少し中でお話ししてもいいですか?」
おかしい点:
- 見守りサービスを装い、家に入り込もうとする
- 公的機関を装っているが身分証の提示がない
対策:
- 知らない人を家に入れない
- 「後で家族と相談します」と伝えてドアを閉める
- 名刺や身分証を確認し、怪しい場合は通報
🔴「無料で家の調査をしてくれる」業者】
例文:
「今キャンペーン中で屋根や床下を無料で点検します。すぐに終わりますから、この機会にいかがですか?」
おかしい点:
- 無料点検と言いつつ、高額なリフォーム契約を迫る
- 調査後に「放置すると危険」と不安をあおる
- 「すぐ終わる」「ちょっとだけ」など軽さで油断させる
対策:
- 知らない業者の点検は断る
- 必要なら自分で信頼できる業者に依頼する
- 名刺・会社名で検索し、口コミを確認
🔴「荷物を持ち帰ったので至急連絡を」とするSMSやメッセージ】
例文:
「ご不在のため、荷物を持ち帰りました。以下のURLから再配達手続きをしてください」 (不審な短縮URLつき)
おかしい点:
- 本物の配送業者はURLを短縮しない
- 荷物の情報が不明
- URLが公式サイトと異なる
対策:
- 公式サイトやアプリから再配達の確認をする
- 不明なリンクは絶対にクリックしない
- メッセージは削除し、必要なら運送会社に電話で確認
🔴「カード決済がストップしている」とするメール・SMS
例文:
「あなたのクレジットカードの決済が停止されました。至急下記のリンクから本人確認を行ってください」
おかしい点:
- 急かす表現(「至急」「今すぐ」など)
- メールアドレスやリンク先が不自然
- カード会社はメールで本人確認はしない
- 公式な連絡では「お客様」などの敬称を使う。
対策:
- メール内リンクを使わず、カード会社の公式サイトにログインして確認
- メールアドレスのドメイン(例:@visa.co.jpなど)をよく見る
- カード会社に直接問い合わせる
まとめ:共通する「おかしい点」と対策
まとめ:共通する「おかしい点」と対策
おかしい点 対策
- 急かす言葉「至急」「今すぐ」 一度冷静になって確認する
- 身分や組織を名乗るが証拠がない 身分証・連絡先を確認、公式窓口に自分で連絡
- 無料・当選などうまい話 「そんなうまい話はない」と疑う
- リンクや電話番号が見慣れない クリック・電話する前に調べる
- 家に入れようとする 入れずに対応を拒否し、相談する

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