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相続が心配

逃げる兄弟には“仕組みで動かす”『あなたが損しない相続の進め方』

相続が心配

逃げる兄弟がいる相続の進め方

― チェックリスト付き・誰でも使える実務版 ―


1️⃣ まず理解すべき「逃げる兄弟の特徴」

逃げる人には共通点があります。これを知っているだけで話がラクになります。

□ 相続や不動産の知識がない

□ 責任を取りたくない

□ 損したくない(でも自分では調べない)

□ 過去の兄弟間のわだかまりを抱えている

□ 親の介護・片付けに関わっていなかった

□ 現実(実家の管理・金銭)を直視できない

➡ 逃げる理由は「感情」「性格」「家庭事情」が複雑に絡んでいる。


2️⃣ 話し合いが進まない時の「基本戦略」

逃げる兄弟を説得するのではなく、
“仕組みで進める” がポイントです。

✔ ① 情報を整理して“見える形”にする

逃げる人は「分からない」から逃げる。
まずは資料化が最短ルート。

□ 相続人一覧(家族関係図)

□ 不動産の所在・種類・路線価

□ 固定資産税の金額

□ ローンの有無

□ 預貯金・株式などの一覧

□ 実家の現状(写真・老朽化の説明)

➡ 資料があると逃げている兄弟も“無視しづらくなる”。


✔ ② 書面・LINE・メールで「記録を残しながら」連絡

後で“言った/言ってない”を防ぐため。

□ 家族会議の日時を提案

□ 返事がなくても既読を残す

□ 決定事項は必ず文章で共有

□ 電話のみはNG(証拠が残らない)

➡ 記録は調停になった場合にも強い証拠。


✔ ③ 金銭負担を「可視化」する

特に 固定資産税・管理費・修繕費・片付け費用。

□ 今年の固定資産税はいくらか

□ 誰がどれだけ負担してきたか

□ 実家の維持にかかる年間費用

□ 負担を分担すべき根拠(共有者は負担が原則)

➡ “払わない自由”は本来ありません。
 数字を示すと逃げる兄弟も態度が変わる。


✔ ④ 意向を「YES / NO」で答えられる形にする

逃げる兄弟は抽象的な話を嫌います。
選択肢形式で提示するのが有効。

例:

□ 実家を売る

□ 実家を貸す

□ 誰かが住む(その場合の費用負担は?)

□ 今後5年間持ち続ける(固定資産税は?)

➡ 「どれがいい?」と聞かれても逃げるが
 「この3つの中から選んで」にすると答えが出やすい。


✔ ⑤ 専門家を“盾”として登場させる

□ 司法書士

□ 弁護士

□ 不動産コンサルタント

□ 税理士

➡ 家族間の感情を排除し、
 逃げる兄弟も“専門家の前では逃げづらい”。


3️⃣ 最終手段:調停~審判

話し合いができない/返事がない/拒否し続ける場合は
家庭裁判所へ。

■ 調停でできること

□ 兄弟を強制的に呼び出せる

□ 出席しないと不利

□ 第三者(調停委員)が仲介

□ 決まった内容は法的拘束力あり

■ 調停でまとまらなければ

□ “審判”で裁判官が配分を決める

□ 兄弟の都合で止められない

➡ 逃げる人にとって“最もイヤな状況”なので
 調停を示唆すると態度が変わるケースが多い。


4️⃣ 逃げる兄弟がいる場合の「相続チェックリスト」

▼ 最初にやるべき(準備)

□ 家族関係図の作成

□ 相続財産のリスト化

□ 不動産価値を概算(路線価・取引事例)

□ 実家の現状を写真に残す

□ 固定資産税の通知書を共有

□ 過去の負担(税・管理)の記録を整理

▼ 兄弟への連絡でやるべき

□ 会議日時を複数提示

□ メール・LINEで証拠を残す

□ 決定事項は文書化

□ “選択肢形式”で意思確認

▼ 売却・管理の判断でやるべき

□ 売却・賃貸・維持する場合の費用比較

□ 空き家リスク(固定資産税6倍など)を共有

□ 売却時の持分割合・配分を確認

▼ 最終手段の準備

□ 記録をすべて保存(連絡履歴)

□ 固定資産税の未払い分の請求準備

□ 調停申立書の下準備

□ 専門家の相談窓口を確保


5️⃣ まとめ:逃げる兄弟には“仕組みで動かす”

相続は感情で進めようとすると必ずつまずきます。

逃げる兄弟に必要なのは
説得ではなく、仕組み・記録・選択肢・専門家の組み合わせ。この流れを使えば、
逃げる兄弟がいても あなた一人が損する状況を避けられます。

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