ここでは感情論を一度横に置き、制度・現実・負担の流れで整理します。
親と同居する場合
メリット
- 家賃がかからない(実家の場合)
- 見守りがしやすい
- 役所・病院対応がスムーズ
- 外から見ると「安心」に見える
デメリット(ここが重要)
① 世帯が「同一世帯」扱いされる
- 生活保護:ほぼ不可
- 介護保険:
「家族がいる=家族でできるでしょ?」
サービスが抑えられることがある
👉 制度上、支援が削られる
②「同居=面倒みるのが当たり前」になる
兄弟姉妹
親戚
役所・ケアマネ
すべてから
「同居してるんだから、あなたがやるよね?」
という空気が生まれる。
👉 断りづらく、負担が集中
③ 同居人の負担が“無限増殖”する
- 通院付き添い
- 食事
- 金銭管理
- 役所手続き
- 夜間対応
- 誰も代わってくれない
④ 日中独居問題
- 子どもは仕事
- 親は日中ひとり
👉
- 転倒
- 認知症進行
- 火の不始末
「同居しているのに孤独」という矛盾。
親を独り暮らしさせる場合
メリット
- 世帯分離できる
- 制度をフル活用できる
- 家族の役割が明確になる
- 介護・見守りを「外注」できる
👉 感情ではなく仕組みで支える
デメリット
- 親の不安
- 周囲からの罪悪感圧力
(「冷たい」「かわいそう」)
- 住まい選びを間違えると孤立
生活保護の視点(超重要)
| 状況 | 生活保護 |
| 同居 | ほぼ不可 |
| 別居(世帯分離) | 可能性あり |
| UR・公営 | 可能性あり |
| サ高住 | 原則不可(費用高) |
👉 同居=制度から外れる
👉 別居=制度につながる
介護設備・介護導線
| 住まい | 介護設備 |
| 実家 | ✕(改修費高) |
| UR | △(物件差大) |
| 公営 | △〜○ |
| サ高住 | ◎ |
同居しても
家が介護向きでなければ意味がない。
レンタル(賃貸)のしやすさ
| 住まい | 借りやすさ |
| 民間賃貸 | ✕ |
| UR | ◎ |
| 公営住宅 | ○(抽選) |
| サ高住 | ◎ |
実家・ UR・公営・サ高住の現実的選択
実家
◎ 費用安
✕ 介護不向き
✕ 同居負担集中
👉 「一番楽そうで、一番壊れやすい」
UR
◎ 世帯分離しやすい
◎ 年齢差別少
✕ 見守りなし
👉 元気なうちの独居に最適
公営住宅
◎ 費用最小
◎ 生活保護と相性良
✕ 入居まで時間
👉 収入が少ない親の現実解
サ高住
◎ 見守り・安心
✕ 費用高
✕ 生活保護不可
👉 不安が強くなってからの選択
一番壊れにくい「現実ルート」
多くの家庭で揉めにくい流れはこれです。
- 元気なうちに
👉 UR・公営で独居 - 見守りが必要になったら
👉 サ高住 - 介護が重くなったら
👉 施設



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