「自宅が“賃貸アパート”でも、相続問題は“起きます”。ただし“持ち家”と“内容が違う”だけです。
しかも、意外とトラブルになりやすいのが“賃貸住まいの相続”です。
わかりやすく整理します。
✅ ① 賃貸アパート住まいでも「相続」は必ず発生する
相続は 「家を持っているかどうか」ではなく
👉 「亡くなった人に“財産や権利・義務”があるか」 で決まります。
賃貸でも、次のようなものはすべて相続対象です。
🔹 相続されるもの(例)
- 預貯金
- 年金の未支給分
- 株・投資信託
- 生命保険金(みなし相続財産)
- 自動車
- 借金・ローン
- クレジットカード残債
- スマホの分割代金
- 未払いの医療費・介護費
👉 “家が賃貸でも、相続手続きはフルで必要” です。
✅ ② 賃貸の場合に「起きやすい相続トラブル」
持ち家と違い、賃貸ならではの問題があります。
⚠️ よくあるトラブル
| 問題 | 内容 |
| 連帯保証人 | 死後に家賃滞納が発覚 → 保証人に請求 |
| 家賃の支払い | 死亡後も解約まで家賃が発生 |
| 残置物撤去 | 家具・家電の処分費用で兄弟でもめる |
| 原状回復費 | 修繕費の請求を相続人が負担 |
| 勝手に解約 | 誰が解約できるかでトラブル |
| 家財の分配 | 価値がないと思っていた物で争い |
👉 「家がない=揉めない」ではありません。
✅ ③ 相続税は「賃貸か持ち家か」は関係ない
よくある誤解がこれです。
❌「うちは賃貸だから相続税はかからない」
✅「財産の総額しだいで、賃貸でも相続税はかかる」
相続税の基礎控除
3,000万円 + 600万円 × 相続人の人数
例:相続人が2人なら
👉 3,000万 + 600万×2 = 4,200万円まで非課税
でも…
預金が多い
生命保険が高額
投資資産がある
こうした場合は 賃貸でも相続税は普通に発生します。
✅ ④ 賃貸の最大の「盲点」=“住む場所問題”
これが実務で一番もめます。
👵 親が1人暮らし → 死亡
同居家族がいない
契約者は親のみ
相続人が遠方
この場合…
- 誰が部屋を片付けるのか
- 誰が解約するのか
- その間の家賃は誰が払うのか
- 家財の処分費用は誰が出すのか
👉 「お金+労力+感情」の全部でもめます。
✅ ⑤ 結論:賃貸でも“相続対策は必要”
✔ 賃貸住まいの人ほど、最低限これだけは準備すべき
✅ 財産一覧を作る(預金・保険・借金)
✅ 保証人・契約書の保管場所を共有
✅ 延命治療・介護の希望をメモ
✅ 「亡くなった後の手続きは誰がやるか」を決める
✅ エンディングノートだけでも用意
✅ ⑥ 超シンプルな結論
ケース 相続問題
持ち家 不動産分割・売却・評価でもめる
賃貸 お金・契約・片付け・保証人でもめる
👉 「賃貸=安心」ではなく「もめ方が違うだけ」
これが実務のリアルです。



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