賃貸マンションの賃料設定は、需要と供給、周辺相場、物件の条件によって決まります。「2階以上・南向き・角部屋・最上階」という条件は、一般的に人気が高く、賃料に上乗せできるポイントとなります。
賃料の決め方のポイント
周辺の賃貸相場を調査
- まず、同じエリア・間取り・築年数・設備が近い物件の相場を調べる。(SUUMO、HOME’S、アットホームなどのサイト活用)
- 相場の中央値を基準にし、特別な条件ごとに加算を検討。
条件ごとの賃料の上乗せ率
- 2階以上:+3~5%(1階より防犯性が高い)
- 南向き:+3~7%(日当たりが良い)
- 角部屋:+5~10%(窓が増え換気がしやすい、騒音リスクが低い)
- 最上階:+5~10%(上階の足音がない、眺望が良い)
他の要素も考慮する
- 築年数:築年数が古い場合は、設備やリノベーションの有無で調整。
- 駅距離:駅近ならさらに上乗せ可、遠いなら抑えめに。
- 設備(エレベーター、オートロック、宅配BOXなど):充実していれば、相場の上限付近でも借り手がつく。
賃料設定の具体例
例えば、同じ条件の物件(1階・北向き・中部屋)の相場が 10万円 だった場合、上乗せ額を計算すると:
- 2階以上(+5%) → 10.5万円
- 南向き(+5%) → 11万円
- 角部屋(+7%) → 11.8万円
- 最上階(+7%) → 12.6万円
ただし、あまり高すぎると借り手がつかないため、周辺相場+10~20%程度で様子を見るのが現実的。
最適な賃料戦略
✅ まず相場を確認し、上乗せできる割合を加算する
✅ 競合物件の動きをチェックしながら、最初は少し高めに設定して反応をみる
✅ 1~2週間経っても反応が悪ければ、0.5~1万円程度調整する
最終的には、内覧者の反応や不動産会社のアドバイスを聞きながら微調整するのがベストです!
コメント