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不動産オーナーの実務

ハザードマップは「最後の答え合わせ」

不動産オーナーの実務

なぜ「最後」なのか

ハザードマップは
国や自治体が想定した条件にもとづくシミュレーションです。

  • 想定雨量・想定震度が前提
  • 想定外の雨・地震は反映されない
  • 細かい土地の高低差までは表せない

👉 だから
最初から信じる地図ではなく、
最後に確認する地図です。

正しい調べる順番(ここが重要)

① 地形(標高)を先に見る

使うのは
国土地理院 地理院地図

地理院地図 / GSI Maps | 国土地理院
地形図、写真、標高、地形分類、災害情報など、日本の国土の様子を発信するウェブ地図です。地形図や写真の3D表示も可能。
見るポイント
  • 青い色=低地
  • 赤・茶色=高台
  • 海抜10m以下、周囲より低い場所は要注意

👉 低い土地=水が集まる
これは昔も今も変わりません。

② 川との位置関係を見る

手順① まず「川を全部表示」する

使う地図

地理院地図(標準地図)

地理院地図 / GSI Maps | 国土地理院
地形図、写真、標高、地形分類、災害情報など、日本の国土の様子を発信するウェブ地図です。地形図や写真の3D表示も可能。
操作
  • 調べたい住所まで拡大
  • 川・水路・用水路を全部目で追う

👉小さな川・暗渠(ふたをした川)も要注意
昔は川だった可能性があります。

手順② 川と土地の「高低関係」を見る

チェックポイント
  • 川より 土地が低そう か?
  • 川の堤防が 盛り上がって見える か?

👉川から離れていても
土地が低ければ水は流れてきます。

手順③ 川の「形」を見る(ここ重要)

危険度が上がる場所
  • 川の カーブの内側
  • 川と川の 合流地点
  • 川が 急に細くなる場所

理由👇
水は

・カーブ内側に集まり

・合流点であふれ

・狭くなると逆流しやすい

手順④ 「川から何m?」は気にしなくていい

❌ よくある誤解
  • 川から500m離れているから安心
  • 川沿いじゃないから大丈夫
⭕ 本当に見るべきは
  • 川より土地が低いか
  • 水が流れ込む地形か

👉水は距離ではなく、低いほうへ流れる

手順⑤ 航空写真で最終チェック

見抜くコツ
  • 不自然に曲がる道
  • 帯状に続く公園・空き地
  • 周囲と違う家の並び方

👉それ、昔の川跡の可能性あり

③ 過去の災害・土地の履歴を見る

なぜ「過去」を見るのか

  • 洪水・浸水は 同じ場所で繰り返される
  • 昔、水が集まった土地は

👉 今も 水が集まりやすい

つまり
土地はウソをつかない。

手順① 市区町村の公式HPで「実績」を見る

調べ方(検索ワード)
  • 「〇〇市 過去の水害」
  • 「〇〇区 災害履歴」
  • 「〇〇町 防災計画」
見るポイント
  • 何年に
  • どの地区が
  • どこまで浸水したか

👉ハザードマップより“現実に起きた記録”なので重要。

手順② 国交省「土地の履歴調査」を調べる

使う考え方
  • 専用サイトがなくてもOKです。
  • キーワード検索で十分わかります。
検索例
  • 「〇〇町 旧河川」
  • 「〇〇地区 埋立」
  • 「〇〇 土地の履歴」

👉不動産資料・都市計画資料・論文PDFがヒットすることが多い。

手順③ 地理院地図で「昔の姿」を重ねる

使う地図

国土地理院 地理院地図

地理院地図 / GSI Maps | 国土地理院
地形図、写真、標高、地形分類、災害情報など、日本の国土の様子を発信するウェブ地図です。地形図や写真の3D表示も可能。
操作イメージ
  • 標準地図
  • 航空写真

を切り替えて比較

見抜くコツ
  • 住宅地なのに 道が不自然に曲がる
  • 帯状の公園・緑地が続く
  • 周囲と違う土地の形

👉それ、昔の川・水路・沼の跡の可能性。

手順④ 昔の地名をチェックする(意外と効く)

危険サインになりやすい地名
  • 川・沼・池・谷・洲
  • 新田・浜・浦
  • ○○下・○○窪

👉地名は土地の履歴書。

よくある誤解
  • ❌ 今は住宅地だから安全
  • ⭕ 昔の地形は消えない
  • ❌ 最近は災害がなかった
  • ⭕ 「なかった」=「起きない」ではない

④ ここで初めてハザードマップを見る

使うのは

国土交通省 ハザードマップポータル

ハザードマップポータルサイト
国土交通省が運営する、「ハザードマップポータルサイト」です。身の回りでどんな災害が起こりうるのか、調べることができます。
見方のコツ
  • 想定浸水深の色
  • 対象となる河川名
  • 想定雨量・条件

👉「やっぱり危ない」
「思ったより軽い」
この“答え合わせ”に使う

よくある勘違い
  • ❌ ハザードマップに色がない=安全
  • ⭕ 低地・川沿いなら注意は必要
  • ❌ 新築・新耐震だから安心
  • ⭕ 災害は「建物」より「土地」

まとめ

ハザードマップは
土地を調べ尽くしたあとに見る
「最後の答え合わせ」

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