調停は「正しさ」を主張する場ではなく、 「決着をつける場」
調停で言ってはいけないこと(実例つき)
① 感情を断定する言葉
❌ 言ってはいけない
「あの人は性格が悪い」
「昔からわがまま」
「人としておかしい」
なぜダメ?
- 調停委員は事実しか見ない
- 感情評価は記録に残らない
- 「感情的な人」認定される
⭕ 言い換え
「話し合いが成立しません」
「具体的な合意ができていません」
② 過去の恨み・家庭内の話
❌言ってはいけない
「子どもの頃から差別されていた」
「親の介護を全部押しつけられた」
「昔から不公平だった」
なぜダメ?
- 相続の判断材料にならない
- 調停が長期化する
⭕言い換え
「現在、遺産分割が進まない状況です」
③ 正義・道徳を持ち出す
❌言ってはいけない
「長男なんだから」
「普通はこうするべき」
「親の気持ちを考えろ」
なぜダメ?
- 法律上は関係ない
- 調停委員は扱えない
⭕言い換え
「法定相続分を前提に整理したい」
④ 相手を追い詰める宣言
❌言ってはいけない
「裁判してもいい」
「徹底的にやる」
「一生許さない」
なぜダメ?
- 調停委員が警戒モードになる
- こちらが不利に見える
⭕言い換え
「早期に解決したい」
「第三者の判断に従います」
⑤ 金額を感情で決める発言
❌言ってはいけない
「この家には思い出がある」
「お金じゃない」
「気持ちの問題」
なぜダメ?
- 分割できない
- 数字に落とせない
⭕言い換え
「評価額を基準に判断したい」
⑥ 逃げ道をふさぐ言葉(最悪)
❌言ってはいけない
「絶対に売らない」
「1円も払わない」
「何があっても譲らない」
なぜダメ?
- 審判で不利になりやすい
- 「合理性がない」と判断される
⭕言い換え
「条件次第で検討します」
逆に「言うと強い言葉」
これは使ってOKです。
「第三者の判断に従います」
「合理的な解決を希望します」
「長期化を避けたい」
「法定相続分を基本に考えています」
👉 これだけで印象が変わる
調停の基本ルール(覚えるのはこれだけ)
❌ 感情
⭕ 事実
❌ 過去
⭕ 現在
❌ 正義
⭕ 合理性
一言でまとめると
調停は
「正しい人が勝つ場所」ではなく
「合理的な人が早く終わる場所」
感情は外で吐き出して、
調停では 数字と期限だけ を使う。



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