要介護認定を受けると、介護保険を利用してさまざまな介護サービスを受けることができます。
要介護認定の申請方法
申請できる人
- 本人または家族
- ケアマネジャー
- 地域包括支援センターの職員
- 介護施設の職員など
申請先
- 市区町村の役所(介護保険担当窓口)
必要書類
- 介護保険被保険者証(65歳以上)
- 医療保険証(40〜64歳で特定疾病の方)
- 申請書(市区町村の窓口やHPで取得可)
認定調査
- 市区町村の職員または委託調査員が、自宅や施設を訪問し、心身の状態を確認
- 主治医の意見書も必要
審査・判定
- 介護認定審査会で審査し、要介護度(要支援1・2、要介護3〜5)が決定
結果通知
- 申請から30日以内に結果が届く
受けられる介護サービス
要支援1・2(軽度)
介護予防を目的としたサービス
- 介護予防訪問介護(家事や身の回りの支援)
- 介護予防通所介護(デイサービス)
- 介護予防訪問看護・リハビリ
- 介護予防福祉用具貸与(手すり、歩行器など)
- 地域包括支援センターのサポート
要介護3〜5(中〜重度)
介護が必要な方向けのサービス
- 訪問介護(ホームヘルパーによる生活支援)
- 通所介護(デイサービス)
- 短期入所(ショートステイ)
- 訪問看護(看護師による医療的ケア)
- 訪問リハビリ(機能回復訓練)
- 特養・老健・グループホームなどの施設サービス
- 住宅改修(手すり設置、段差解消など)
- 福祉用具貸与(介護ベッド、車いすなど)
介護サービス利用の流れ
- 要介護認定を受ける
- ケアプランを作成する(ケアマネジャーに依頼)
- サービス事業者と契約し、利用開始
費用負担
- 原則1割負担(一定所得以上は2〜3割)
- 負担を軽減する制度もあり(高額介護サービス費など)
要介護認定を受けることで、在宅・施設問わず多くの支援が受けられます。
親御さんの介護を考えているなら、まずは市区町村の窓口や地域包括支援センターに相談するのがおすすめです。
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