結論からお伝えします。
✅ ひとりっこでも相続は「問題ゼロ」にはなりません。
ただし、「兄弟間トラブル」はほぼ起きない分、別の大変さが出ます。
① 相続人が多いと「大変」なのは本当?
はい、本当です。理由はとても単純です。
相続人が多いと大変な理由
✅ 意見がまとまらない
✅ 連絡が取れない人が出る
✅ 印鑑がそろわない
✅ 感情の対立が起きやすい
✅ 解約・売却・分配が進まない
特に賃貸の場合は
👉 「相続人“全員”の同意がないと解約できない」ことが多く、
人数が増えるほど “止まるリスク”が一気に高まります。
② では「ひとりっこ」なら問題ないの?
よくある誤解がこれです。
❌「ひとりっこなら相続はラク」
✅「揉めないだけで、“やること”は一人で全部背負います」
ひとりっこに起きやすい大変さ
✅ すべての手続きを 1人で処理
✅ 相談相手がいない
✅ 仕事を休んで役所・銀行を回る
✅ 賃貸の解約・遺品整理も1人
✅ お金の判断も1人で全部決断
✅ 精神的な負担が非常に重い
👉 “人と揉めない代わりに、孤独に疲れます。”
③ ひとりっこでも「相続トラブル」になる典型例
ケース1:借金が後から出てくる
- 親は「借金はない」と言っていた
- 死後にカードローン・連帯保証が発覚
👉 すべて1人で背負う or 相続放棄の判断
ケース2:賃貸の解約・片付けが地獄
- 遠方に住んでいる
- 実家がゴミ屋敷状態
- 仕事を休めない
👉 時間・体力・お金が同時に削られる
ケース3:親の“口約束”で親族トラブル
親「このお金は〇〇にあげるつもりだった」
親族「それを信じていたのに!」
👉 法的には無効でも、人間関係は壊れる
④ 比較するとこうなります
| 項目 | 相続人が多い | ひとりっこ |
| 兄弟ケンカ | 多い | ほぼなし |
| 手続きの負担 | 分担できる | 全部1人 |
| 解約・売却の同意 | 全員必要 | 即決できる |
| 精神的負担 | 対人ストレス | 孤独・重圧 |
| 判断ミスのリスク | 分散 | 集中 |
👉 どちらも「別のしんどさ」があります。
⑤ 本当にラクになる条件は「人数」ではない
実務で一番ラクなのはこの状態です。
✅ 財産の見える化ができている
✅ 遺言書がある
✅ 賃貸解約・死後事務の担当が決まっている
✅ 延命・介護の希望が共有されている
👉 これがあれば、相続人が5人でもスムーズ。
👉 これがなければ、ひとりっこでも地獄。
⑥ 超リアルな結論
🔹 相続人が多いと「揉めて止まる」
🔹 ひとりっこだと「止まらないが倒れる」
🔹 本当に大事なのは「親の準備」
これが現場のリアルです。



コメント