※金額は 中規模マンション(20〜40戸・延床2,000〜4,000㎡程度)想定の一般的な目安 です。地域・仕様・工法で上下します。
🏢 マンションオーナーの大きな出費(長期修繕の主要項目)
① 屋上防水工事
主な工法:
- シート防水・ウレタン防水
周期目安
- 築15年:1回目更新検討
- 築30年:2回目更新済み or 劣化再発
概算金額
- 1,500〜4,000万円(㎡単価 7,000〜15,000円)
緊急性・症状
⚠️ 漏水が頻発 → 最優先で即対応
- 室内天井シミ
- 共用部天井から水滴
- ドレン詰まり
注意点
- 防水層の寿命前にトップコート再塗りで延命可
- 躯体劣化すると修繕費が倍増
- 保証年数(10〜15年)を必ず確認
② 外壁タイル補修・大規模改修
内容:
- タイル浮き注入・貼り替え・クラック補修・シーリング更新
周期目安
- 12〜15年ごと(法定点検・打診調査が必須)
概算金額
- 3,000〜12,000万円(規模・劣化量で大きく変動)
緊急性・症状
⚠️ タイル浮き・剥落の危険 → 住人・歩行者に危険
- 打診で中空音
- 白華現象(白い粉・流れ跡)
- 外壁クラック
注意点
- 見た目はきれいでも内部は劣化している場合あり
- ゴンドラ設置・仮設足場で費用が跳ね上がる
- 外壁塗装併用でまとめてやる方がコスパ良
③ 鉄部塗装(手すり・階段・扉・屋上架台など)
周期目安
- 5〜7年(錆が出たら早め)
概算金額
- 300〜1,000万円
緊急性・症状
⚠️ 錆の進行は放置厳禁
- 錆汁
- 腐食穴
- 塗膜剥離
注意点
- 錆が進むと交換工事=高額化
- 防錆下地処理が甘い業者に注意
④ エレベーター リニューアル
※種類によって寿命・費用が大きく違います。
■ ロープ式(主流タイプ)
周期
- 20〜25年で主要部更新、30年でフルリニューアル
概算金額
- 2,500〜6,000万円
緊急性・症状
⚠️ 異音・振動・停止トラブル → 交換検討
注意点
- 制御盤・巻き上げ機の更新だけで延命可能
■ 油圧式(古い物件に多い)
周期
- 25〜30年(部品入手不可となるケースあり)
概算金額
- 3,000〜7,000万円
緊急性・症状
⚠️ 油漏れ・動作不安定 → 早期更新推奨
注意点
- ロープ式へ転換工事となることがあり高額
🧱 よくある劣化症状と緊急性の判断
| 症状 | 状態 | 優先度 |
| 漏水(天井シミ・雨漏り) | 構造体劣化リスク | 🚨 最優先・即対応 |
| タイル浮き・剥落 | 人身事故の危険 | 🚨 早急に足場+補修 |
| 白華現象(エフロレッセンス) | ひび割れ・雨水浸入のサイン | ⚠️ 調査必要 |
| エレベーター異音・停止 | 事故・閉じ込めリスク | 🚨 緊急点検 |
| 鉄部の錆進行 | 交換費用へ悪化 | ⚠️ 早めに塗装 |
✅ 他にも発生しやすい大きな出費
- 給水・排水管更新(更新周期 30〜40年、2,000〜8,000万円)
- 受水槽・高架水槽更新 or 直結給水化(500〜3,000万円)
- 共用照明LED化・分電盤更新
- 各戸玄関ドア・サッシ改修(築30年以降で検討)
🔍 オーナー目線の実務ポイント
- 「症状が出てから」直すと費用は2〜3倍
- 長期修繕計画は5年ごと見直し
- 調査診断(外壁打診・屋上赤外線)が最優先
- 見積りは最低3社・仕様書付きで比較
- 管理会社丸投げ→高コスト化しやすい



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