1. 媒介契約の種類と特徴(賃貸物件編)
種類 | 複数業者へ依頼 | レインズ登録義務 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
一般媒介 | 可能 | なし(任意) | 幅広い業者に情報が広まる | 責任の所在が不明確で放置されやすい |
専任媒介 | 不可(1社のみ) | なし(売買のみ義務) | 担当業者の責任が明確・定期報告義務あり | 他社では扱えないので機会損失の可能性 |
専属専任媒介 | 不可(1社のみ)+自己募集禁止 | なし(売買のみ義務) | 業者の注力が期待できる | 自分でも借り手を探せない制限がある |
※賃貸の場合、レインズ登録義務はありませんが、依頼すれば登録は可能。広く募集したい場合は業者に依頼しましょう。
2. 都心 vs 地方 のおすすめと注意点
地域 | おすすめ物件タイプ | メリット | 注意点 |
---|---|---|---|
都心 | 駅近マンション(ワンルーム〜1LDK) | 単身者・若者向け、需要が高く回転が早い | 家賃が高く、空室でもコストがかかる |
地方 | 小規模アパート(2K〜2LDK) | ファミリー・高齢者・低家賃層向け、土地が安く利回りが良いことも | 空室が長期化しやすい、人口減リスク |
3. アパート vs マンション の特徴
種類 | 構造 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
アパート | 木造・軽量鉄骨 | 建築費が安く、高利回り | 音・耐久性・築年数の影響大 |
マンション | 鉄筋コンクリート(RC) | 耐火・防音・見た目が良い | 建築費が高く、修繕費も多め |
4. 駅近 vs 駅遠 の比較
項目 | 駅近 | 駅遠 |
---|---|---|
メリット | 借り手が見つかりやすい、家賃が高く設定できる | 賃料が安くファミリー層に人気、静か |
デメリット | 初期投資が大きく利回りが低くなることも | 空室リスクが高まりやすい、車が必要なことが多い |
おすすめ用途 | 単身者・学生・若年層 | ファミリー・高齢者(郊外の団地型など) |
おすすめの考え方
- 都心の駅近マンション: 単身者狙いで流動性重視の投資に向く
- 地方のアパート: 利回り重視で、長期保有・ファミリーや高齢者向け戦略
- 媒介契約: 一般媒介でスタートし、動きが悪ければ専任に切り替えるのもあり
- レインズ登録: 情報公開を最大化したいなら、専任媒介+レインズ登録を依頼する
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