路線価とは?
土地の価値を決める基準のひとつで、国税庁が毎年発表する。相続税や贈与税を計算するときの基準になる。
どこで見れる?
国税庁の「財産評価基準書」のサイトで、地図(路線価図)を見れる。
路線価の見方
地図上の道路に「200C」みたいな数字とアルファベットが書かれている。
- 数字(200) → 1㎡あたりの価格(千円単位)。この場合、1㎡あたり20万円。
- アルファベット(C) → 「借地権割合」を示す(Cなら70%)。これは借地(借りている土地)の価値を計算するときに使う。
具体的な計算方法
もし100㎡の土地が「200C」のエリアにあるなら、
土地の評価額 = 200,000円 × 100㎡ = 2,000万円
この評価額をもとに、相続税や贈与税が計算される。
シンプルに言うと、
- 地図を見て、道路沿いの「数字」を探す
- 数字を千円単位で換算し、土地の面積をかける
- 必要なら借地権割合もチェック
借地権割合
借地権割合は、土地を借りている人(借地人)が、その土地にどれくらいの価値を持っているかを示す割合のことだよ。
例えば、土地の所有者がAさんで、Bさんがその土地を借りている場合、Bさんにもその土地に対する「権利(借地権)」があるよね?その価値が、土地全体の価格の何%かを示すのが「借地権割合」なんだ。
どんなときに使うの?
① 土地の売買や相続のとき
- 借地権がある土地を売るときや相続するときに、「借地権の価値」を計算するために使うよ。
- 例えば、土地の価格が1,000万円で、借地権割合が60%(0.6)なら、借地権の価値は600万円ってこと。
② 路線価を使って評価するとき
- 路線価(国が決める道路沿いの土地の1㎡あたりの価格)をもとに借地権の価値を計算するときにも使うよ。
- 例えば、路線価が20万円/㎡で、借地権割合が50%(0.5)なら、借地権の価値は**20万円 × 0.5 = 10万円/㎡**になるよ。
つまり、借地権割合は「借地している土地の価値を計算するための割合」って覚えておくといいよ!
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