― 親・実家・相続の不安を整理するための入門ガイド ―
相続の不安を整理する第一歩は、
家族のつながりを“見える化”することです。
そのための最も簡単で効果的な方法が、
「自分を中心にした家系図」を書くことです。
✅ まずは「家系図を書いてみよう」(わかる範囲でOK)
■ 家系図に書く最低限の項目
- 父・母
- 子ども(兄弟姉妹)全員
- すでに亡くなっている人
- 再婚・前婚の子ども
- 孫(特に亡くなった子の子)
👉 “今の家族”ではなく
- 「法律上の相続関係」を書くことが重要。
🟡 ここで確認すること
「法定相続人になるのは誰か?」
▼ 基本ルール
- 1️⃣ 配偶者は必ず相続人
- 2️⃣ 子どもがいる → 配偶者+子ども
- 3️⃣ 子どもがいない → 配偶者+親
- 4️⃣ 親もいない → 配偶者+兄弟姉妹
- 5️⃣ 亡くなった子の子ども(孫)が代わりに相続する=代襲相続
👉 家系図を書くと
- 「誰が相続人になるのか」が一目で分かるようになります。
🔴 【危険なケース】早めに要注意
- ⛔ 再婚家庭・前婚の子がいる
→「誰それ?」からトラブル化しやすい
- ⛔ 兄弟姉妹が多い・疎遠な人がいる
→連絡・合意が難航しやすい
- ⛔ 亡くなった兄弟に子どもがいる
→ 孫・甥姪が相続に入る(想定外発生)
- ⛔ 認知症の可能性がある親がいる
→ 遺産分割・売却が止まる
- ⛔ 実家+預金=ほぼ不動産しかない
→ 代償金が払えず揉めやすい
👉 「人数が増えるほど合意形成が難しくなる」
- ここが最大のリスクです。
🟠 つまずきやすいポイント(ここを押さえると安心)
- 「同居している人」=相続人ではない場合がある
- 義理の子・養子・前妻の子 などは扱いが違う場合あり
- 「知らない孫・甥姪」が相続に登場することがある
- 再婚家庭は 必ず家系図で確認する
👉 感覚ではなく、
- “関係の線で整理する”のが重要 です。
🟢 まずやること(行動ステップ)
① 家系図を書く(今日できる)
- 紙・ノート・付箋でOK
- 分からないところは「空欄で良い」
- 気になる点に〇やメモを書く
① まず「自分」を真ん中に書く
- 紙の中央に 自分の名前 を書く
- その横に 配偶者(いる場合) を書く
👉 「自分から見た家族」を整理するのが目的
② 自分の「上」と「下」を整理する
🔹 上の世代(親 → 祖父母へ)
- 自分の 父・母 を上に書く
- 余裕があれば
- さらに 父母の父母(祖父母) を書く
👉 「親世代のつながり」が見える
🔹 下の世代(子 → 孫へ)
- 自分の子どもを下に書く
- 亡くなっている子 → ✕ を付ける
- その子に子ども(孫)がいればその下に書く
👉 「代わりに相続へ入る人」が分かる
③ 再婚・養子・連れ子はこう書く
- 養子 → 子どもと同じ列(対象になる)
- 前婚の子 → 同じ子どもグループに含める
- 連れ子(未養子) → 点線やメモで区別(原則対象外)
👉 “どの子どもが法的に関係するか”が明確になる
② 相続人になりそうな人をチェック
- 誰が関係者かを把握する
- 疎遠・難しそうな人に印をつける
③ 次の一手を決める
- ▢ 財産の整理(名義・口座・不動産)
- ▢ 親の意向ヒアリング
- ▢ 遺言書 or 家族会議の検討
🟢もっと分かりやすい書き方のコツ
- 亡くなっている人 → 名前の横に「✕」
- 前婚の子 → その横に「(前の結婚)」と小さくメモ
- 分からない人 → 空欄でOK(後で調べる)
💡 「正確に書くより、抜けを可視化する」ことが目的
🟢 再婚・連れ子・養子の書き方(ここがトラブルの分かれ目)
🟠 養子 …「法律上の子ども」
→ 実子と同じ並びで書く(対象になる)
🟠 前妻(前夫)の子 …「血のつながりのある子」
→ 同じ子どもグループとして書く(対象になる)
🔴 連れ子(義理の子)※養子縁組なし
→ 点線で書く・別枠扱い(原則対象にならない)
👉 家系図にメモを書いておくと後で困らない
- 「前婚」「養子」「連れ子(未縁組)」など
👉 ここまでできれば
- 「不安」→「整理された状況」へ進んでいます。



コメント